看護目標の立て方。(1〜2週目:行動計画編)

2019-11-14

看護目標

今日は。
看護師あんこです。

看護(学生)目標

今回は、2週目の行動計画についてお話したいと思います。
通常のペースでいけば、この辺りから、患者さんの看護計画・援助に入り、看護展開も始まります。

看護診断を行い、その問題点に基づいて援助に入ります。

既に患者さんを受け持ちしてる場合、確実に清拭は始まっていました。

情報収集の大切さ

受持ち患者さんを持ったら、1日目の行動計画目標は「情報収集」。

自分自身が主語になり、先ずは情報収集から援助に繋げられるように行動する旨を記載します。

・例:A氏(患者さん)の病態生理について理解し、援助に繋げられるよう情報収集が出来る。
   A氏の情報収集を行い、援助に繋げることが出来る。

2日目以降の行動計画目標の主語は「患者さん」となり、援助に対しての目標を記載していきます。 
(必要な援助・問題点を見つける為の)情報収集 → 援助計画。という手順になります。

患者のADL、疾患が分からないと、患者の安全・安楽を考えて援助計画が立てられませんね。
ですので、先ずは情報収集が基本となります。

私の経験上、受持ち2日目から清拭の看護展開が始まりました。
患者さんの病態生理にもよりますが、整形と小児科の実習以外、清拭を行う患者さんでした。
看護診断はセルフケア不足ですね。

計画の書き方

患者さんの安全安楽を保ちつつ、どのように清拭をすべきかを考え、根拠や手順を細かく書いていきます。
物品は何が必要か。
物品は何処に置くのか。
作業スペースがどのように確保するのか。
羞恥心はどう保つのか。
保温はどう保つのか。
ADLに合わせて着替えはどのように行なうべきか。
患者の可動域はどの程度か。
着替えや下着はあるのか。
バスタオルはあるのか。
病院のタオルを使用して良いのか。
陰部はどう洗うのか。
どれ位の時間で行なうのか。
手袋をどの場面で取替えるのか。(清潔不潔に関わる為、大切)
掻痒感があれば、どのように行なえば痒みがとれるのか。など、
患者自身のADLや発言を考慮し、問題点、留意点を記載していく。これが個別性です。
その為、清拭を行なう際の援助計画を立てるのはかなりの労力と時間が必要でした。
私の付属の病院は、インスタントのホットタオルは使用不可で、
学校で行うように、熱湯と水を混ぜて、温度を図り、清拭用のバケツを使用して清拭を行なうスタイルでした。 

援助計画を拒否されたら

寝ずに清拭の援助計画を書いても、当日、患者さんから「ヤダ」「寒いからヤダ」など拒否されることもありました。
拒否されたので清拭を行なわない。という訳にはいきませんね。。

患者さんにとって清潔を保つことは、感染を防ぐ大切な援助なのです。

もし拒否されたら、
やるべき事は、患者さんがどうしたら清拭して頂ける状況になるかを考える。
気分が乗らなかったのか。
眠かったのか。
恥ずかしいのか。
異性だから嫌なのか。
寒いから嫌なのか。
時間が長いから嫌なのか。
そして、患者さんに声がけをしたり、話してみたり、タイミングをみたりして患者さんと向き合いましょう。
(この問題点は、次の日の行動計画目標に記載できますね)

拒否した原因にもよりますが、以下のような文章を使うと良いかもしれません。

行動計画目標の書き方

例文としては、
(昨日、清拭の拒否があった為)
○○を行い、A氏が安全安楽を保ちながら清拭の援助を拒否なく受入れることが出来る。
清拭前に○○を説明し、A氏が拒否なく清拭の援助を受けることが出来る。など。
眠かったのであれば、
どのようにタイミングをみれば良いのか、
どのように声がけをすれば良いのか、
どのように説明をすれば納得して援助をさせてくれるのかを考えて組み込む。

2週目からは、
この保清(清拭やシャワー浴など)の援助に加え、
メインに行なう看護援助も考える時期に入る。 
行動計画目標には看護診断で上がった看護援助の中で、
重点を置いている援助、新しく展開する援助について、目標を記載しました。

清拭については、
セルフケア不足で看護診断が上がり、毎日行います。
この援助については、援助初日に行動計画目標に記載し、
その後、特に問題なければ、記録(援助計画)の中で、評価⇔修正⇔援助を繰り返す。
私の学校は、清拭などの保清の援助に加え、
その他に上がる診断3つにおいて、看護援助をする必要がありました。

当日の行動計画目標については、
実習当日にメインとなる援助、新しく入る援助についての目標を記載しました。
何故なら、初めて行う援助はリスク管理が乏しい状態の為、メインテーマとしていました。
また、問題点が生じている援助に関しては、
その問題点を改善出来るような援助計画を入れてその目標を達成すべく目標を立てました。
 

看護計画のコツ

要は、
新しい援助がスムーズにいくよう考えてきたこと
昨日問題点が上がった援助に関して解決策を考えてきたことを目標に記載し、今日は重点を置いて行動していきます。という記載をするのです。
こちらを繰り返していきます。

記録も援助も、
情報収集⇆援助計画⇆(改善点・問題点に対する)修正これを繰り返して、患者さんの安全安楽が保たれるよう・ベストな援助になるように問題点と解決策を見つけて援助記録修正して行っているのです。

私は、看護過程の根本的な意味を理解するまでが大変でしたので、
皆様にとって、少しでも理解を得られる情報になれば幸いです。